この記事の目的
最近新書を読むのがマイブームになっている。最近読んだ新書から、おもしろかった政治・経済分野の3冊を紹介する。
22世紀の民主主義
『4章 構想』に書いてある、「SNSや監視カメラなどから得られた民意データを使って、アルゴリズムによって望ましい政策を決定し実行する民主主義」は、確かに22世紀にならないと実現は難しそう。
とはいえ、論点ごとにそれぞれ自分の意見があるにもかかわらず、結局はただ1人の候補者やただ1つの政党を選択せざるを得ない現行の選挙は不十分との意見は賛成だ。
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沈鬱の平成政治史
多くの政治家は、自らの権力を拡大し維持することを第一に考えて政治を行っていることが分かってげんなりする。著者の「悔しがってほしいからこの本を書いた」という目論見は、私にはとてもよく効いた。
第二次安倍内閣のアベノミクスは最初の一年うまくいったものの、周りからの増税の圧力に屈して8%への消費税増税をやってしまったがために立ち行かなくなってしまったらしい。「増税の圧力」がこれほどまでに強いのはなぜなのだろうか。
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投資家が「お金」よりも大切にしていること
金持ちはみな汚いことをやっているという考え方が誤りであるとの説明が印象に残った。筆者によると日本人に多い思想なのだという。
また、金融資産を買うだけを投資と呼ぶのではなく、「今あるエネルギーを投入して未来からお返しをもらうもの全て」を投資と定義する考え方がおもしろい。
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