この記事の目的
ビルドツールにMavenが使われているJavaプロジェクトで、jarファイルをビルドする方法を紹介します。本記事では下記記事で紹介した「改造版UMLDoclet」(クラス内のメンバ変数を常にクラス図に出力)のjarファイルをビルドします。
Javaのクラス図を自動生成する ~UMLDoclet~
この記事の目標 ライブラリのプログラムを読んでみたい。そこでUMLのクラス図を自動生成して、プログラムの構造を視覚的に理解してみる。 UMLとは「統一モデリング言語(Uniformed Modeling Language)」を指す。簡単に言...
前提
- Windowsを使用
- Gitがインストールされていること
- 筆者はバージョン2.41.0を使用
- Mavenがインストールされていること
- 筆者はバージョン3.9.8を使用
手順
GitHubからプロジェクトをクローンする
PowerShellを起動して好きなフォルダに移動し、下記のコマンドを実行します。フォルダ直下にumldocletフォルダがつくられ、プロジェクトがクローンされます。
git clone -b show.all.fields.always https://github.com/ottfoekst/umldoclet.git
「-b [ブランチ名]」でクローンするブランチを指定することができます。改造版UMLDocletのブランチ名がshow.all.fields.alwaysのためこれを指定します。
GitHub - ottfoekst/umldoclet at show.all.fields.always
Automatically generate PlantUML diagrams in javadoc - GitHub - ottfoekst/umldoclet at show.all.fields.always
Mavenでjarファイルをビルドする
続いて下記のコマンドを実行します。ビルドに成功すると、[cloneしたフォルダ]\target\umldoclet-2.1.3-All-FIELDS-SHOW-SNAPSHOT.jarにjarファイルができます。
mvn package -DskipTests
「-DskipTests」は自動テストの実行を省略するオプションです。jarファイルだけが欲しいので自動テストの実行をスキップして時短します。
コメント